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アウディTT チェックランプ点灯

2025年05月27日更新
車両 アウディTT
型式 ABA-8JCESF
作業内容
・エンジンオイル漏れ修理
・エンジンチェックランプ点灯故障診断
・イグニションコイル交換
・イグニションコイルコネクター修理
・フューエルインジェクター交換
エンジンチェックランプが点灯して調子が悪く、エンジンオイル漏れも酷いとの事でご入庫です。
ご自分で直そうと簡易診断機を用いて故障コードを読み取り修理に挑戦されましたが、イグニションコイルを新品に替えたらかえって調子が悪くなり、走るのもままならなくなったとのご相談を受けました。
アクセルを戻すと「パンパン」とマフラーから破裂音がする症状もあり排ガス成分を測定すると何とHC濃度2500ppm以上…。(正常なら100以下)。さらには部品交換しようとした際にコネクターやプラスチック部品の多くが割れてしまったとの事…。
様々な故障や症状が重なっており、「1度に色々交換すると原因が切り分けできなくなり取り返しがつかなくなるので一つづつ確実に直していきましょう」とご説明し、点検修理を進めました。
最終的に故障箇所はオイルセパレーターからのオイル漏れ、ご自身で交換された新品イグニションコイルの製品不良、1番フューエルインジェクターからの燃料漏れ、エンジン内部へのガソリン混入、ドレンボルトからのオイル滲みが原因でした。
これだけ複数故障がある状態では整備士でも故障箇所を特定するのは困難です。輸入車という事もありDIYでの修理可能レベルはとうに超えています。完全にエンジンが壊れる前にご相談くださったのが幸いでした。
一見単純に見える故障でも原因を特定するのは意外と困難です。また今回のイグニションコイルのように、インターネットから売りに出された部品には良く似せた模倣品や粗悪品があるのも事実で、特に輸入車部品では多くの被害が公的機関にも報告されているのが実情です。
高額な部品ほどきちんとした店舗で、しっかりと適合確認された物をご用意した方が確実で、結果として無駄な出費を抑える事にもなります。
簡単に直りそうに見える修理でも、まずは輸入車整備の実績がある弊社にお気軽にご相談ください。
ご依頼ありがとうございました。
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