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LPG車ってどんなクルマ?特徴やメリット・デメリットなどを紹介します!

2021年09月07日更新

 

ガソリンや電気、水素など、自動車の動力にはさまざまなものがあります。その中のひとつが、LPガスで走るLPG車です。日本ではLPG車のほとんどをタクシーが占めているので、知らないという方も多いかもしれません。
ケイテックが取り扱う「LPG-HYBRID」もそのひとつです。
この記事では、LPG車と普通車の違いや、LPガスで走ることによるメリット・デメリット、個人でも購入できるのかなど、質問の多い内容をまとめてみました。

 

 

LPG車にも種類がある?バイフューエルってなに?

自動車はガソリンだけでなく、軽油や電気や水素などで走るもが多く知られています。CNGと言われる天然ガスを使ったものや、LPガスで走るものもあります。その中で、2種類の燃料を切り替えて併用できる自動車をバイフューエル車といいます。

 

ケイテックの販売している「LPG-HYBRID」は、このバイフューエル車にあたり、LPガスを主燃料、ガソリンを副燃料として使用することができます。
バイフューエルのLPG車は、コストが低く環境にも優しいLPガスをメイン燃料にして走行し、万が一の時にはガソリンに切り替えることで燃料切れを起こしにくく災害にも強い自動車として注目されています。

 

ガソリン車とLPG車、どこが違う?燃費や車検はどう変わる?

近年急速に普及している「ハイブリッド車」は、ガソリンを使うエンジンと、電気のモーターというふたつの動力源で動く自動車のことです。ケイテックの「LPG-HYBRID」を含むバイフューエル車は、ひとつの動力源(エンジン)でガソリンとLPガス、2つの燃料を使うことができるものをいいます。

 

「LPG-HYBRID」では、エンジンの始動時に着火性のよいガソリンを使用し、エンジンが温まった後は自動でLPガスに切替えて走行をします。同条件の車でCO2の排出量を検証した際には、ガソリンと比較して6~13%程度が少ないとされ、環境にやさしいクリーンな燃料での走行が可能です。

同じエンジンを使用しているので、燃費はガソリン車と変わりません。そのため、燃料費が安い分だけ燃料費を削減することができます。
車検についても通常のガソリン車とほとんど変わりませんが、LPガスのタンクに充填期限というものがあり、この期限が切れてしまうと車検が通らなくなってしまいます。充填期限は国の法律で定められたもので、6年ごとに検査を受ける必要があります。

 

車内の変更点としては、LPガスとガソリンを切り替えたり、燃料計の役割を持つモード切替スイッチが運転席周辺に設置されます。車内の変更点はこれだけです。

 

「LPG-HYBRID」に乗ったら実際にどのくらい燃料費が削減できる?

ガソリンと比べLPガスの価格はおよそ6割ほど。ガソリン同様、その価格は変動しますが、常に同じくらいの比率で遷移しています。
ガソリンと比べると常に4割程度の燃料費が削減できると言えます。

 

それでは具体的に比較してみましょう。
2021年8月現在の山形の価格です。ガソリン単価は155円、LPガス単価は105円です。

・燃費15km/ℓの車で・年間走行距離2万kmの場合
使用する燃料は1333ℓです。ガソリンの場合は206,615円。LPガスの場合は139,965円。…年間66,650円の節約!

・燃費10km/ℓの車で・年間走行距離5万kmの場合
使用する燃料は5000ℓです。ガソリンの場合は775,000円。LPガスの場合は525,000円。…年間250,000円の節約!

 

通勤などで長距離を移動される方や、社用車としての走行をお考えの場合、長く大事にしていただくことでどんどん燃料費に差がつきます。
加えてガソリンよりも環境にやさしいため、エコカーをお探しの方にもおすすめです。

 

LPG車は新車でないと購入できない?中古車でも改造できる?

現在日本でLPG車のメーカー生産を行っているのはトヨタのみで、クラウンセダンやコンフォートなどがあります。

 

「LPG-HYBRID」では、市販されているガソリン車を改造するため多様な車種が選択でき、新車はもちろん、現在お乗りの中古車でも改造が可能です。
新車購入の際のメーカー保証もそのまま、改造についての保証も別途ケイテックにて行いますので、安心してご利用いただけます。

 

プリウスなどのハイブリッドカーや、社用車として人気のプロボックスやハイゼットカーゴ、ハイエースなど、豊富な車種から選択していただけます。

ただし、ケイテックで認可を取得済みの車両をご選択いただく場合、車種だけでなく型式・類別が一致する必要があります。詳しく知りたい場合は認可一覧のページをご覧いただくか、お気軽にお問合せください。

 

LPG車のメリット・デメリット

LPG車のメリットはここまでにもご紹介した通り、燃料経費の大幅な削減ができること。ガソリンと比べ環境にやさしいこと。そして災害に強いことです。

 

東日本大震災の時には、ガソリンの供給が滞る中で、安定供給が可能だったLPG車が輸送において活躍し、その後LPG車の導入には災害対策補助金が導入されました。LPガススタンドはその特性上、耐震・耐火に優れるため、ケイテックも指定避難所となりました。
また、バイフューエル車はLPガスとガソリンを併用して走行できるため、航続距離が長いことも災害に強いとされる理由の一つです。

 

LPG車のデメリットは、改造費用が必要なこと、車検とは別に容器検査という点検が必要なことです。
市販されているガソリン車を改造し、認可を受けてLPガスのバイフューエルにするために、車種にもよりますが「LPG-HYBRID」では60万円前後の改造費用が必要です。認可取得済の車種からご希望の車種を選択できます。

 

また、ガスタンクは製造した際に耐圧検査という検査を行い、検査に通ったものを使用します。これは国の法律に基づくもので、取付後も6年毎に検査が必要です。容器の期限が切れているとガスの充填を行うことができず、車検も通りません。そのため期限を確認して運用する必要があります。

 

LPG車は燃料費削減ができ、環境にも優しいエコカーのひとつ

あまり知られていないLPG車についてまとめてきましたが、いかがでしたでしょうか。
LPガスはガソリンと比べてクリーンで、なおかつ単価も安いため大幅な燃料費の削減が可能です。

 

ケイテックの「LPG-HYBRID」は、ガソリンを併用するバイフューエル車ですが、いざという時にはガソリンのみでも走行でき、燃料切れの心配がない・航続距離が長いことも大きなポイントです。

 

現在はタクシーや長距離を走る社用車、教習所などで多くご利用いただいています。一度に長距離を走らない場合でも、購入から10万キロ程度の走行距離で改造費用分と同程度の経費削減が可能です。
電気や水素だけじゃない、エコカーをお仕事や生活に取り入れてみませんか。資料の請求やお見積もりなど、お気軽にお問合せください。

 

 

  

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